西オーストラリア パースからこんにちは!
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3年に渡る実験的な夏時間(Daylight Saving)の終わり
3月29日、日曜日の午前3時、昨年の10月の最終日曜日から続いた夏時間が終わり、時計を1時間戻し、西オーストラリア本来の時間となり、日本との時差もまた1時間遅れになった。

Daylight Savingという言葉どおり、本来の目的は日が長くなる夏の間に時計を1時間進め、エネルギーを節約することだが、9時頃まで明るくなることで、一般的に仕事や学校その他のやるべきことを終えた後でもスポーツ、レジャーをはじめ夕方からでも時間的な余裕ができて様々なアクティビティーが可能になる。

ところが夏時間になることで子供が寝る時間にはまだ明るく、なかなか寝付かなかったり、2月から3月にかけては朝7時でもまだ暗かったりすることで、農家の作業にも影響がでてしまったり、早朝に行動することが多い西オーストラリアの人々には反対派も根強い。

西オーストラリア州はこれまでこの夏時間の実施に関して1975年、1984年、1992年の3回住民投票を行い、何れも反対派が勝ってきたそうだ。

オーストラリア国内ではクイーンズランド州、ノーザンテリトリーを除く各州はやはり夏時間になる為、これまで西オーストラリア州とシドニーやメルボルン等東部の都市とは通常の2時間の時差が夏の間、更に3時間になるのは経済的にも大きな打撃になるということで、3年前の州議会で3年間トライアルを行い、そのうえで新たに住民投票を行い、結論を出そうということになった。

確かに国内での3時間の時差は大きく、例えば西オーストラリアの午後4時半にシドニーやメルボルンの会社に用があって電話する場合、東部は既に夜の7時半ということで残念ながら繋がらないことが多い。
逆に東からパースの会社に用があって午前9時に電話しても、こちらは朝6時なので誰も会社にいないことになる。

ショッピングの時間に関する規制や今回の夏時間の実施に関する重要な法案を住民に委ねていること自体、西オーストラリア州が民主的な社会を象徴しているとも言えると思う。

今回の住民投票に関する政治家の主張も党や役職に関係なく意見は様々だ。
個人的に夏の夕方に1時間余裕が持てることは嬉しいのだが、遊んで帰ってきた後に子供の寝る時間も遅れたり、朝は結局時間通り起きることになるので寝不足になりがちだったり、2月・3月の朝が暗いので電気をつけることになってエネルギーの節約どころかかえって消費していたり、私の周りでは子供がいる家族や朝型の人達をはじめ保守的な反対派の意見が多いようだ。

西オーストラリアで初めて実施された3年間の夏時間のトライアルが終わってから49日後の5月16日にいよいよ住民投票が行われることになっている。

投票の結果によっては、もしかするとこの3年間の夏が西オーストラリアで最初で最後の夏時間になることもあり、次の夏は少し寂しく懐かしく感じてしまうのかもしれない。

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by sunsetdreams | 2009-03-30 17:51
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