西オーストラリア パースからこんにちは!
by sunsetdreams
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日本対オーストラリア
来年南アフリカで行われるサッカーのワールドカップのアジア最終予選、日本対オーストラリアが日本の建国記念日に横浜で行われた。
私は子供の頃にサッカーを始め、おっさんながら今でもプレーしているサッカー中年だが、対戦相手がオーストラリアとなるとさすがに様々な感情が入り混じって余計に興奮してしまう。
オーストラリアを愛し、この国に移民として長年生活している私にとって、やはり愛する母国日本との対戦はどんなスポーツでも楽しみだが、それがサッカーとなると黙ってはいられなくなってしまうのだ。

昔は日本のサッカーのレベルがそれほど高くなかったので、自分がオーストラリアのクラブでオージーと一緒にプレーする際に、誰一人当時の日本人選手を知るチームメートはいなかった。
それが95年ぐらいからか、ロッカールームで「カズ・ミウラがジェノアでプレーしてるよね?」なんていう会話が出始めたときはやはり嬉しかったものだ。
その後はご存知のとおり、98年のワールドカップ初出場に始まり、2002年の自国でのワールドカップ開催や海外でプレーする日本人選手が増えたり、日本のサッカーに関する認識も確実に上がってきている。
こちらでプレーしていて、「日本は強い!」とか、「日本人はうまい!」とか思われることは実際にやっている本人としては(自分のレベルが上がっているわけではないのに)とても嬉しいことなのだ。

オーストラリアのサッカーも74年のワールドカップ出場以来、長年辛い時期を過ごしてきた。オセアニアはニュージーランド以外は参加国も島国の小国ばかりということで圧倒的な強さで勝ち上がるのはいいが、その後にこれまで様々な大陸とのプレーオフがあり、年によってはスコットランド、ウルグアイ、マラドーナがいた頃のアルゼンチン等、とても予選とは信じ難い強豪国と戦わなければならず、毎回涙を呑んできた。
最近はほとんどの代表選手がヨーロッパでプレーしているので個人的なレベルはかなり上がったが、チームとしてプレーできるチャンスが少なく、ヨーロッパから遠く離れたアジア予選や自国でのホームゲームさえ長い移動や時差があり条件は日本より厳しい。

2005年11月にオーストラリアが32年振りにワールドカップに出られることが決まった瞬間は泣きながら感動したものだが、ドイツ大会で日本と同じ組になった時はすごく複雑な心境だった。
できれば両国とも違うグループでそれぞれ勝ち上がってほしかったのに、よりによってオーストラリアに最悪な逆転負けを喫して、その後の試合でもはっきりと明暗が分かれて、日本が早々と敗退したときはかなりショックを受けて、しばらく落ち込んでしまった。

オーストラリアがアジアに転籍したおかげで、アジアのレベルが上がり、日本との対戦も増えるので、こちらのメディアでもライバルとしての日本に注目が集まるようになった。
同様に日本のメディアにオーストラリアが取り上げられることも嬉しいことだ。
最近のオーストラリアでは代表チームの試合をはじめ、国内のAリーグ、アジア・チャンピオンズ・リーグ、ヨーロッパの各リーグ等ほとんどのサッカーがFoxtelという有料放送の中継になってしまっている。
さすがにワールドカップだけは国営のSBSが頑張って無料放送しているが、代表チームの試合まで有料放送になってしまうのは、全ての子供達が見れるわけではないので、夢がなくなってしまうようですごく残念な傾向だ。

今回の試合に関して、パースに永住している日本人と親日家のオーストラリア人の親睦の会が、初めての試みでスポーツバーの巨大スクリーンの前の席を予約しているらしく、私はその会に関係ないのだが、会員でなくても一緒に応援しよう!と呼びかけている情報を偶然あるサイトで知った。

お客さんで、正月の全国高校サッカー選手権で2回戦、3回戦をともに7-1というスコアで勝ち上がり、準々決勝で惜敗し、最終的にベスト8に残り話題になった東京代表の高校3年生の選手が1月からサッカー留学に来ていて、ホームステイしながら語学学校に通い、地元クラブの練習に参加しているのだが、そこのホームステイにFoxtelがないので彼を誘って一緒に行ってみた。

子供連れの家族から年配のリタイア組みまで幅広い年齢層の日本人、オーストラリア人が集まり、私の友人も合流して、お互いのチームを必死に応援していたが、オーストラリアが無理をせず、引いて守りを固めて引き分け狙いにかかっていた為、日本はパスはまわせたが、決定的な形まで崩すことができず、日本人としては勝てなくてとても残念だった。

ホームステイまで送っていく車の中で試合について、がっかりした気持ちから、しばらくの会話はネガティブになりがちだった。それでも基本的にオーストラリアと一緒に予選を通過することが大事だということと、オーストラリアのようなチームと予選で対戦できるメリットについてもいろいろ話していた。

今回の引き分けで日本対オーストラリアの対戦成績は何と5勝5敗6引き分けの全く五分のまま。
永遠のライバル同士の次回の対戦は6月のワールドカップ最終予選の最終戦、メルボルンでのゲームだが、その試合までにはお互いに予選を突破して余裕で観戦したいのは日本人もオージーも一緒である。

帰りの車の中から見えた大きくきれいな満月が輝いているのが印象的な夜だった。
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by sunsetdreams | 2009-02-19 21:53
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