西オーストラリア パースからこんにちは!
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最も論議を呼んだグランドファイナル パース・グローリー対ブリスベン・ロアー
昨シーズンのチャンピオン、ブリスベン・ロアーのホームのサンコープ・スタジアムに5万人以上の観衆を集め、Aリーグのグランドファイナルが行われた。

遠いプリスベンでのグランドファイナルをパースのファンで集まり一緒に応援しようと、あるローカルクラブが呼びかけていたので、我々も友人家族とそのクラブハウスに行ってみたのだが、いつものように沢山の人達が紫色に身を包み、掛け声をあげながら既に盛り上がっている。

開始15分でAリーグの得点記録を更新し続けるグローリーのストライカー、シェーン・スメルツ(ニュージーランド代表)が相手キャプテンのマット・スミスと交錯した際、相手の肘が鼻に当たり、ものすごい出血で倒れ、動かせず、しばらくはピッチ上で治療を受ける。
再度ピッチ外でも治療を受け、新しいユニフォームを着て、顔全体をバンデージで覆われながら戻ってきたが、すぐにユニフォームは再度血で染まり、当然動きも制約されるのでグローリーにとっても大きな痛手となってしまい、ブリスベンに押されながら前半を0-0で終了。

後半に入りグローリーがカウンターから右サイドを崩し、低いクロスが相手ディフェンダーに当たり、ラッキーなオウンゴールで先制!

既にユニフォーム2枚が血で染まり、後半からは他の選手のユニフォームを着ていたシェーン・スメルツは79分に退き、すぐに病院に運ばれ、何と50針以上縫ったそうだ。

優勢に試合を進めるブリスベンの攻撃を必死に凌いできたが、82分にブリスベンが追いつき、90分を過ぎ、試合はそのまま延長に入るかと思われたロスタイムにグローリーディフェンダーが2枚目のイエローを受け退場処分になってしまう。

10人となったグローリーだが、延長やPKでの勝機も十分あるので皆が延長に入る心の準備に入ったところで信じられないドラマが起こった。

ブリスベンのストライカー、バサート・ブレーシャ(アルバニア代表)がグローリーのペナルティーエリアにドリブルで切れ込み、ディフェンダー2人がついていたが、無理な体勢からシュートに持ち込むが空振りしてこけてしまう。
ところが主審はグローリーのディフェンダーが倒したということでペナルティー・キックを与えてしまう。
PKを与えられたブレーシャは蹴る前から既に優勝したかのように大げさに喜びを表現していたが、スロービデオで何回も再現されたシーンでは明らかに自分で空振りをしたうえに、自分でこけているではないか。
自分でこけたブレーシャがPKを決めて、結局ロスタイムの最後の最後に2-1で逆転されてしまい試合終了。5万の大観衆が劇的な2年連続優勝の歓喜に興奮し、我々は信じられない一連の光景を目にして呆然としてしまう。

表彰に先立ち、決勝の最優秀選手が発表され、ブリスベンのドイツ人選手トーマス・ブロリッチがメダルを受けとり、インタビューを受け、地元大観衆の声援に応えていた。

残念を通り越し、最悪の気分だったが気を取り直し、外に出てそのクラブのメインピッチで試合開始前と同じように子供達としばらくサッカーをした。

その後帰宅すると、何と本当の最優秀選手はグローリーのキャプテンのジェイコブ・バーンズでオーストラリア・サッカー協会の不手際でどういうわけか前述したブリスベンのブロリッチを間違って表彰してしまうという前代未聞の失態をおかしたことがわかった。

更に問題のPKを与えた25歳の主審は今シーズンの最優秀レフェリー賞を受賞していたのだが、ゴールドコースト在住で女性パートナーがブリスベン・ロアーで働くスタッフだったことがわかり、西オーストラリアの人々にとっては全くフェアではなかったという怒りが増してしまったようだ。

オーストラリアのサッカー史上、最も論議を呼んだグランドファイナルになってしまったが、敗れてしまった事実は変わらず、来シーズンでの雪辱を期待するしかないのだが・・・
一時は昨年同様下位をさまよっていたグローリーがよくここまで頑張ってくれたおかげで遂に来年のアジア・チャンピオンズ・リーグに出られることになったし、本当に良かった。
ウエルダン、グローリー!
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by sunsetdreams | 2012-05-01 22:20
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