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西オーストラリア パースからこんにちは!
by sunsetdreams
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夢のようなオーストラリアとの決勝と劇的なアジア・カップ優勝
グループリーグで苦しい戦いが続いた日本代表が準決勝で韓国をPK戦で破り、もしオーストラリアも準決勝に勝てば、いよいよ決勝でオーストラリアと当たるという夢のような展開になってきた。

信じられないことにウズベキスタンとの準決勝について試合前も試合後(6-0でオーストラリアの大勝)も民放のニュースでの報道はなかった。

4年前も今回もアジア・カップは有料放送ということと、サッカー自体が1番人気のスポーツではないこと、アジア・カップの知名度がとても低いこと等いくつかの理由で、残念ながらオーストラリアではサッカーファンを除き自国の代表チームが史上最高のタイトルを賭けて日本と決勝で戦うことにそれほど大きな関心が集まってなかったようだ。

そもそも独占企業と言ってももよいぐらいの有料放送Foxtelはオーストラリア出身の世界的なメディア王、ルパート・マードック氏のニューズ・コーポレーションと最大手の電信会社テルストラのジョイントベンチャーだが、2010年度の普及率は実に34%だそうで、興味深いことに、4年前のアジア大会の準々決勝日本対オーストラリア戦(2-2で日本がPK戦の末勝利)がオーストラリアの有料放送最高の視聴者(41万9千人)を記録したらしい。

ほとんどの人気スポーツをカバーし、国内のプロサッカーのAリーグやサッカーの代表チームの全試合も中継されるのだが、ワールドカップを除き代表チームの試合を一般の無料放送で見られないということは、子供達をはじめ皆が普通にサッカーを見るチャンスを奪い取られていることなので、個人的にとても残念でならない。

一般放送がないだけにあちこちのパブのスポーツバー、カジノ、そしてノースブリッジにできたパブリックヴューイング用の巨大スクリーンに人々が集まり、結構盛り上がる。
試合はご存知のとおり、延長後半の素晴らしいボレーで日本が4回目のアジア・チャンピオンに輝く、劇的な幕切れだった。

オーストラリアにとっては結構チャンスもあっただけに残念な結果になったが、さすがに決勝の報道は民放でもやっていた。
2試合で退場者を出したり、不可解な判定に悩まされたり、怪我で数人が離脱したり、遠い中東のアウェイでの厳しい連戦をイタリア人のザッケローニ監督を中心に全員で戦い抜いた姿はとても感動的だった。
by sunsetdreams | 2011-02-03 22:44
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