西オーストラリア パースからこんにちは!
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ジャカランダ
マーガレットリバーの波や風に憧れたことがきっかけで1988年10月に初めて西オーストラリアにやってきた私は、すぐにでもマーガレットに向かいたかったのだが、まずはパースでの生活の足場を固めようと必死になっていた。
既にオーストラリアの東部・内陸部を経験していたこともあり、「世界で最も美しい街」に対する期待度は高かったが、当初は物事が思ったように進まず、理想と現実のギャップに苦しんだことも多かった。何とか自分の力で頑張ろうとするうちに孤立し、「こんなはずでは?」と自己嫌悪に陥ったり、母の誕生日に公衆電話から電話して「元気だよ」と話して短く切った後に泣けてきたことを覚えている。

その頃勤務し始めた旅行会社の研修中に、上司の日本人女性が紫の花が咲くジャカランダの木を教えてくれた。
「随分前に私がまだ日本に住んでる頃、家の自分の部屋でベットの上に横になってボーッとしながらテレビを見てたら、沢山のジャカランダが咲く景色が映って、とても印象的だったわ。
今考えたら多分南アフリカのどこかの街だったと思うけど・・・しばらく見てて、どういうわけか自分が将来その花が咲いている場所に住むことになる強い予感がしたの。
当時私の部屋の壁に風車の絵が飾ってあって、後で気がついたけど、それはサウスパースの風車に似てたので、もしかしたら私がパースに住むことになるのはその頃から決まっていたのかもしれないわね。」

もともと紫が好きだった私が、パースの突き抜けるような青空や周囲の緑と鮮やかにマッチするジャカランダを見て美しさに感動しただけでなく、その上司の話を聞きながら何となく一瞬運命的なものを感じ、心が暖まったような気がする。

ジャカランダは南米原産の木で、オーストラリア各地で初夏に紫の花が楽しめる。
街路樹になっている場所も多く、日本の桜並木ではないが、街が紫に染まる姿はとても美しい。
パースではSouth Perth、Como、Manning、Applecross等スワンリバーの南側の街に多く、昔は週末の新聞についてきた付録をもとにジャカランダをあちこち探しまわったこともあった。

今年も満開のジャカランダを見ては嬉しくなり、先週たまたま仕事で近くまで行く機会があったのでピークは過ぎていたが、思わずApplecrossのジャカランダ並木をわけもなくゆっくりとドライブしてしまった。
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by sunsetdreams | 2009-11-30 23:45
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